東ティモール政府機関関係者らと事業協力の確認
管清工業は、CWPG設立後の2022年9月に最初の支援国となる東ティモールで視察を行うため渡航しました。
現地での水環境調査を実施、また東ティモール政府機関へ訪れ大統領府や外務省らの関係者と”現在の水巡回システムや今後の水ビジネス”について積極的な意見交換を行い、今後の事業について協力しながら共同開発していくことを確認しました。
管清工業とCWPGは、11月24日(木)に報告会を実施ました。今回の現地調査を基に、今後、現地事務所を開設し 2023年度より本格的に「水」における管理・開発などの事業活動を進めてまいります。
- 現地視察の報告
◆関係省庁、機関との連携に向けた意見交換
「自律的でサステナブルな水道環境」実現に向けては、大統領府をはじめとした政府各機関、大学、国際NGO等と協力連携について話し合いをもち、「”水”人材交流」実現に向けては、職業訓練学校や雇用労働庁などと交流を図りました。多くの現地メディアからの取材を受け期待の高さを感じることができました。
◆自立的でサステナブルな水環境の実現
◆各村落部での調査
CWP(※1)が2016年に設置したGFS=重力式給水システム(※2)×6基の状況を確認するとともに、技術指導を兼ね村人と一緒に補修・修理方法の手ほどき、現地水源涵養の視察を行った。また子供達へ水循環を学べる動画を使用した授業を行い“水の大切さ“の理解を深めてもらいました。
(※1) 一般社団法人CWP(Carrying Water Project)のこと
(※2)GFSとは、山の湧き水や泉などの水源から標高の低い村やコミュニティまでパイプを繋ぎ重力差で水を
供給する仕組みのこと
- 報告会の様子
今後の事業活動について11月24日(木)報告会を行いました。
まず現地視察から見えてきたのは、水インフラ未整備が天候(雨季・乾季)による水汚染や雇用問題と結びついていることでした。また、人材育成のスキームを定着させるためには、中長期的に管清工業とCWPGが、確かな技術と支援ネットワークを継続提供していく必要性があると感じました。
私たちはこれより現地事務所を開設し、2023年度より、各所と連携し、本格的に「水」における管理・開発などの事業活動を進めてまいります。
■CWP GLOBAL株式会社について
2022年8月、管清工業と個人出資者により設立。CWP GLOBALは湧水のまち福井県大野市の市民の思いである「水を通じて世界とつながり、助け合い、分かち合う」ことを原点に始まった新しい会社です。最初の活動国は、東ティモール。現地の若者との共生を通じた「国づくり・人づくり・水づくり」を活動テーマに、現地の水環境の向上、人材育成、雇用の創出や、日本国内における技術人材の確保などを目指し、水分野をはじめとしたSDGs達成を実現するとともに、各国と我が国がともに栄える未来を構築していきます。
社名:CWP GLOBAL株式会社( CWP GLOBAL,LTD.)
代表取締役:今 洋佑
本社所在地:福井県大野市
設立日:2022年8月8日
事業目的:発展途上国における水環境の向上に向けた事業
発展途上国でのSDGs実現に係る事業
若者人材による起業支援及び専門家人材の育成事業
日本との交流を通じた人材育成や地域活性化に関する事業
前各号に附帯する一切の事業
URL: https://cwpglobal.ltd
■管清工業について
1962年設立。以来約60年にわたり、一貫して「管」(パイプ)の維持・管理を行い、半世紀にわたり日本の下水道インフラを支えてまいりました。下水道の管路網を専門的に管理、清掃することが当社の社名=管清工業の由来となっています。下水道点検・調査・清掃の分野で、上下水道施設の基盤維持管理を軸に、KPRO®、グランドビーバー、グランドスウィーパーなどの機材を自社で開発、事業展開し、下水道における問題解決を提供しています。管清工業は、“常に上下水道を使用するお客様の目線に立ち、300年継続する企業を目指す”を掲げ、未来へ向けて持続可能な社会の実現に貢献していきます。
社名:管清工業株式会社
代表者:代表取締役 長谷川 健司
本社所在地:東京都世田谷区上用賀1丁目7番3号
設立:1962年10月4日
事業:上下水道施設の維持管理業及びコンサルタントに関する事業
上水・下水の給排水設備及び空調設備の設計、施工に関する事業
HP URL:https://www.kansei-pipe.co.jp/
※記載されている内容は発表時点のものです。
最新の情報とは内容が異なっている場合がありますのでご了承願います。
PR TIMESより
メディアスペース編集部